「旅籠屋日記」を復活させましたが、4か月近く書き込みしないまま日が過ぎてしまいました。
前回が「母との別れ」だったので、悲しみに暮れていたのか、ということはなく、ただただ日々の仕事に追われ振り返る余裕がなかっただけです。
そんな中、6月末の決算日を迎え、昨日「決算速報」を会社案内・IR情報のページにアップしました。
詳しくはそちらを見ていただきたいのですが、かいつまんで紹介すると、売上高は微増で過去最高、客室稼働率も前年度プラス。
ただし、リネンサプライ費などの費用の値上げで経常利益は大幅減、1億円を超える特別損失の発生に苦しめられました。
しかし、なんとか最終損益は1.3億円以上の黒字となり、3期続いた債務超過からも抜け出すこともできました。
創業から30年、リーマンショックや東日本大震災など、さまざまな試練を乗り越えてきましたが、コロナ禍は予想もしなかったことで、一時は会社の存続が危ぶまれる危機でした。
また、店舗や従業員が増えるに連れて社内で相互不信が強まり、信じられないような係争事件が発生しました。特別損失はその傷跡です。
先例のないビジネスを起ち上げ、育てていくという意味で、当社は今でもベンチャー企業です。
時流に乗ることを避け、事業の拡大を優先せず、堅実に歩んできたつもりでしたが、やはりまだまだ未熟な会社であることを思い知らされました。
こんな状況では創業した意味がない、このままでは死んでも死にきれない、という悲痛な思いと覚悟で3年ぶりに復帰してきたのですが、
言いようのないストレスに押しつぶされそうな毎日で、逃げずごまかさず、ひとつひとつ体を張って解決を図る1年間でした。
思いが通じない、誤解される、一方的に批判されるというのは、何よりも苦しくつらいことです。
ようやく後ろ向きの問題に目途をつけられそうな状況に近づいてきましたが、より良い会社にしていくための課題は山積みです。
「優しい社長が会社をつぶす」というもっともらしい言葉をネットでよく見かけますが、私にはそんな演技も計算もできません。
「清潔であたたかい宿、清潔であたたかい職場」を作りたいという強い思いがあったから30年以上ぶれずに頑張って来れたし、これからもそのように生きて行くしかありません。
しかし、数日間は、黒字決算の結果をありがたく噛みしめさせてください。



