あと1日で今年も終わる。来年は2010年、平成22年。


そうか、あの9.11から10年近くが過ぎたのか。元号が変わって20年以上も過ぎたのか。
なんとなく無我夢中で生きているから時の経つのを忘れてしまっている。


それにしても、今年は、変化の大きい1年だった。


新年早々、下の義娘が所帯を持ったのをきっかけに我が家を改築、20年以上の変則的な生活に終止符を打って夫婦と愛犬1匹での生活がスタートした。
春には上の義娘が出産して初孫が誕生、ジージになった。


いっぽうで、1月早々から父が病床に伏せって、長い自宅介護を経て9月に他界した。
残された母に立ち直ってもらおうと半ば強引に部屋を改築、遺品の整理をしながらようやく片づけも終わりつつあるところだ。
2月には「偲ぶ会」を催し、3月には故人の遺志にしたがい故郷の川に散骨に行く。


そんな中でも、ランニングは続けている。
今年の走行距離はあと3kmで年間1200kmになる。月平均100kmだ。
毎月のように大会に参加し、フルマラソンにも3回出た。
記録は少しずつしか伸びないが、体重も体脂肪率も下がり、体力は確実に向上した。
それになにより、走ることが習慣になり、精神的にどれほど救われたか知れない。
流れる汗は憂さを忘れさせ、息苦しさや筋肉痛は無条件に自分が生きていることを実感させてくれる。
無為に時間を過ごしていないと思えることが、心を軽くしてくれる。


仕事のほうは、不景気の影響などによる5年ぶりの赤字決算と稼働率の伸び悩み、そして新規出店の難航と表面的には停滞の年になった。
しかし、多くの支配人と対話し、業務の見直しや改善に力を尽くす、充実した1年でもあった。
テレビでも紹介され、少しは知られる存在になってきたようだ。


上げ潮に乗ってはやされるのも悪くない。
知名度やステータスが上がるというのも悪くない。
しかし、そんな上っ面の見栄えで自分たちを見失うなんてばかげている。


きっと来年も、そろりそろりと前進する年になるだろう。
周囲から見れば、焦れったい歩みかもしれないが、毎日すべきことをする、それで良い。
シンプルで自由な、旅と暮らしをサポートする。それで良い。
それだけ、根本的に価値のある仕事をしていると変わらずに信じていられるからだ。


今年は、変化の大きい1年だった。
後に振り返れば節目の年だった、ということになるのかもしれない。
でも、一喜一憂せず倦まず弛まず進む。


その結果、来年、どんな景色が見えてくるのか、とても楽しみなのだ。