私は、新聞を読む人である。
7年前にも書いたことだが、「皆さん、新聞を読もう!」


そんな私でも、半分はネット中毒で、暇さえあれば、その世界をウロウロしている。
所詮、刹那的な好奇心を満たすだけの行為で、断片的なガラクタ情報なのだが、時にはハッとするような珠玉の言葉や文章に出会うこともある。
何回かに分けて、そのいくつかを紹介させていただこうと思います。
まったくもって、私の感性が裸にされてしまうようで恥ずかしかったりしますが、ご賞味ください。
まずは、私が愛してやまない「犬」に関するアレコレから。


大好きなジェシーへ 引用元


君と家族になった日、僕は「永遠に生きてくれ」と言った。
その後も僕は、君がいなくなってしまうことが怖くて長年この言葉を囁いていたね。
僕の体は、今でも君を散歩に連れていきたくて仕方ないんだ。
玄関に置いてある君のリードも、「散歩に行こうよ!」って語りかけてくる。
今週は雨がずっと降っていたけど、雨が降りやむとつい君の散歩の時間を確認してしまったよ。
それに、クラッカーやポテトチップスを食べる度に、もういない君を探してしまうんだ。
とても静かで、穏やかな性格…。君は、僕にとって最高の犬だった。
変なところにオシッコしたり、誰かに噛みついたことは一度もなかったよね。
普段はまったく吠えないから、たまに吠えると自分の声にビックリするのは面白かったよ。
君は、僕が幸せな時もつらい時もずっと一緒にいてくれた。僕のことをいつも信頼してくれていた。
僕の体重が90kgになってダイエットに励んでいた時も、傍で尻尾を振ってくれていたね。
君は大人しいから、子どもたちがいる場所でも安心できたよ。
老犬になって白髪が増えると、子どもたちから「おばあちゃん」って呼ばれてたよね。
固い食べ物が食べられなくなって、オモチャで遊ぶことができなくなっても、僕は君が大好きだった。
君は最後の瞬間まで、こんな僕を心から信頼してくれたね。
「ごめんよ、永遠になんて生きなくていい。もう楽になってもいいんだよ」って言った僕の言葉にも頷いてくれた。
なんだか、僕の心も君の命と一緒にどこかへ行ってしまった気分だ。
ジェシー、本当に大好きだよ。僕がいつか君のもとへ行く時まで、空の上で待っていてね。


18年間一緒だった愛犬に先立たれた悲しみをつづった手紙だそうです。
私も3年半ほど前に愛犬を失ったので(2014年5月6日 「埋められない穴」、ふたたび)、彼の気持ちは胸が苦しくなるほどわかります。


次は、以下で紹介する短編フィルム中の言葉です。



もし僕が話すことができたら…


あなたと話すことができたらいいな。
(伝えることができなくても)知って欲しいんだ。僕を助けてくれてありがとう。僕を愛してくれてありがとう。
僕たちが一緒に過ごした時間にしたすべてのことを忘れないよ。
僕にしてくれたすべてのことに感謝しているよ。
楽しいことがたくさんあった。
あなたが恋をした瞬間も見て、家族ができた。
いろんな冒険を一緒にしたね。
今でもあの晴れた日のことは覚えているよ。
永遠に走り続けられるような気がした。そして、一緒に天国(空)を見上げたよね。
降り注ぐような星空の下、ずっと眺めたよね。
でも僕は歳を取った。疲れちゃったし、身体のあちこちが痛い。
お別れの時が来たみたいだね。
一緒にいてくれてありがとう。僕は怖くないよ。
僕、あなたが耳をこちょこちょしてくれるのが大好き。
何もかもうまくいくよ。大丈夫。
僕のために悲しんでくれているんだね。あなたと話すことができたらなぁ。
そしたら、伝えることができるのに。ありがとう。僕にしてくれたすべてのことに。
あなたと過ごした日々は、素晴らしい時間だったよ。


まるで最初に紹介した文章へのアンサーメッセージみたいです。
最後は、安楽死のシーンで、胸が詰まります。外国では一般的に行われているようですが、私にはとてもできません。


犬の十戒・・・犬からご主人への10のお願い


1.私の寿命は、10年。長ければ15年。何があっても最後まで、あなたのそばにおいてもらえますか。
 私を飼う前に、どうかそのことをよく考えてください。
2.あなたが私に望んでいることを、ちゃんと分かるようになるまで少し時間をください。
3.私を信頼して下さい……それが何より嬉しいのです。
4.私のことをずっと叱り続けたり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
 あなたには仕事や楽しみもあるし、友達もいるけれど私には….あなたしかいないのです。
5.時には私に話しかけて下さい。
 たとえ、あなたの話す言葉はわからなくても、あなたの声を聞けば、私に何を言ってくれているのか、分かるのです。
6. 私のことをいつもどんな風に扱っているか、考えてみてください。
 あなたがしてくれたことを、私は決して忘れません。
7.私を叩く前に思い出して下さい。
 私には、あなたの手の骨など簡単に噛み砕ける歯があるけれど、決してあなたを噛まないようにしているということを。
8. 言うことをきかないとか、手におえないとか、怠け者だと叱る前にそうさせてしまった原因が無かったか、思い起こしてください。
 ちゃんとした食事をさせてもらっていたでしょうか。太陽が照りつけている中に、長い間放っておかれたことはなかったでしょうか。
 老いた私の心臓が弱っているせいで、動けないのかもしれません。
9.私が年老いても、どうか世話をして下さい。私達はお互いに、同じように歳をとるのです。
10. 最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください。
 「つらくて見ていられない」とか「立ち会いたくない」とか、そんなこと、言わないでほしい。
 あなたがそばにいてくれるなら、私は、どんなことも安らかに受け入れます。
 そして、どうぞ忘れないで。私がいつまでもあなたを愛していることを。


あちこちで、色々な訳文が見かけますが、原典はノルウェーのブリーダーが犬の買い手に渡しているものなのだそうです。


最後に、あわせて紹介されていた、犬に関する名言をふたつ。まったく同感です。


一匹の動物も愛したことがなければ、人の魂は眠ったままである

アナ—トル・フランス(詩人、小説家、批評家、ノーベル文学賞受賞者)


もし、天国に犬がいないなら、僕は死んだら、彼らが行ったところに行きたい

ウィル・ロジャース(カウボーイ、コメディアン、作家、社会評論家)