監査法人による会計監査や税理士法人による税金計算が終わり、昨夕、 決算速報をリリース した。
3月決算の企業と異なり、コロナパニックの影響を4ヶ月以上受けたこともあり、2億円近くの赤字決算になってしまった。
固定費の高い商売なので、売上の上下が利益の増減を大きく左右してしまう。
赤字になるのは11期ぶり、売上が前年を下回るのは創業以来初めてのことである。


こうした決算は致し方がないとして、悩ましいのは5月後半からの回復傾向が、陽性者数の再増加や自粛ムードによって
再びブレーキがかかってきたことである。
7月の売上は前年同月の62%にとどまり、8月も同程度になりそうだ。
一番の稼ぎ時である夏休みの低迷はつらい。
9月以降の行楽シーズンに向けて、自粛ムードが鎮まり、旅行需要が大きく回復していくことを祈るばかりである。


それにしても、世の中の異様な雰囲気は、どうしたことか。


電車の中はともかく、街を歩くほぼすべての人がマスクをしている。
まるで、以前どこかで観た未来のディストピア世界を描いたSF映画のようである。
皆が表情を隠し、他人を警戒し、同調しない者を探し出してにらみつけようとしているようだ。
あー恐ろしい、不気味で怖くなる。


私個人は、電車や人ごみの中以外はノーマスクである。
先日、いつも通っているスポーツジムで走っていたら、珍しく出勤していたスタッフにマスクの着用を求められた。
フロアに居たのは私一人だったし、マシンは1台ずつシートでさえぎられているし、何よりマスクしながら走りたくない。
その日は たまたま持参していなかったので、そのように訴えたが、結果として追い出されてしまった。
ジムでクラスターが発生したニュースは知っているし、企業防衛上もスタッフはそのような対応を強く指示されているのだろう。
理由も立場もよくわかる。 されど、怒りがおさまらない。
まるで、書類の不備だけで冷たくはねつけられたり、外見だけで排除されるような感じ、本能がこれは違うと叫んでいる。
あー息苦しい。


こんなことを書くと、「それはあなたのわがまま、みんな我慢しているのだから」という「もっともらしい正論」が聞こえてくる。
感染拡大を抑えることによってかけがえのない命を守る、もちろんその目的はわかっている。
しかし、ウィルス曝露者数>PCR検査陽性者数>感染者数>発症者数><要入院治療者数>死亡者数、と分解して考えれば、
事態は明らかにPCR検査陽性者数ばかりにおびえて集団パニック状態に陥り、「正しく恐れる」とは到底言えないと思う。

はっきり言って、騒ぎ過ぎ、おそるるに足らず、と私は考えている。


それにしても、みんなはこういう状況に違和感や怒りや不気味さを感じないのだろうか。
それとも、すっかり慣れてしまっているのだろうか。
リスクを怖れ、無難に逃げ込み、同調圧力に結果として加担する。
こういう感性や行動パターンが、さまざまな差別や争いや不公正を生んできたと感じたりしないのか。


当社は、ひとりひとりの自由を大切にするために、多様性を尊重することを重要なポリシーとしている。
パンフレットにもこう書いている。
「いろいろな個性や違いを受け入れ、少しずつ寛容になることが自由を支えているのだ」。


決算の話しに戻る。


驚かれる人も多いと思うが、当社の役員報酬は、私を含め年間1000万円に届かない。
あとは利益連動の役員賞与や配当金が加算されるわけだが、今年は両方ともゼロ。
収入が1/3以上も減ってしまうのだから、正直言ってつらい。
楽しみにしていたクルーズも中止、海外旅行にもいけない。
気持ちの支えは、普段のまま何も変わらない愛犬たちと、購入予約したこのバイクだ。
数か月先になるらしいけれど、早く乗りたい。