今回もW杯について。
先日の日本vsユーゴの試合を見て、五分にプレイできているのはやはり中田のような印象を受けた。彼がボールを持つと安心して見ていられる。
「カズを外すなら、あえて中田を外して欲しかった」と書いた手前、彼がどんな人間で何を考えているのか気になる。さっそく、中田や城のコメントが掲載されているホームページを見て回った。
ふたりの表現スタイルはじつに対照的だ。中田は自前のオフィシャルサイト(専門のスタッフがサポート、飲料メーカーがスポンサー)のに対し、城は朝日新聞のサイトに間借りしている、このこと自体がすでに象徴的だ。中田は「プロ」らしく独自のパフォーマンスをしようとしているのに対し、城は「アマチュア」的だ。発言内容も前者は若手タレント的なノリであり、後者は学生のように素人っぽい。
しかし、発言内容はいずれもどうということはない。中田にしたところで、要するにマスコミは発言内容を歪曲して伝えるから何も話したくないんだ、というのが真意のようで、それ以上でも以下でもないようなのだ。考えてみれば、彼らはまだ21歳と22歳、ハタチそこそこの若者なのだ。30歳を越え、社会人としてそれなりの経験と修羅場をくぐってきたカズの発言とは背景がまるで異なる。
ちょっと語気荒く語ったしまった私としては、「なんだか期待過剰なんじゃないの」と自答したい感じ。スポーツ選手って異常にニュースになるから、こっちが何か勘違いしてしまうんですね。そう言えば、サッカーの世界に限っても、ジーコとか、ドゥンガとか、ストイコビッチのようにナショナルチームの中心選手の言動には人間としての迫力や説得力を感じるけど、それ以外の選手、とくに若手選手のコメントに心動かされるということは滅多にないような気がする。彼らに「日本の伝統と体験をもとに独自のモデルを提示して」欲しいなんて望むのは筋違いでした。
ただ、岡田監督や長沼会長、あなたたちは別ですよ。



