いっこうに金欠病の症状が改善しないこともあって、今年も日本GPはテレビ観戦となった。ますます観客が少なくなったようで、それはもちろん私が責任を感じる話しじゃないけれど、ちょっと申し訳ない気がした。レースはいずれも白熱していて面白かったし、とくにMotoGPクラスには、久しぶりにKAWASAKIやDUCATIが戻ってきたので今シーズンは興味しんしんだ。
しかし、加藤大治郎選手の大クラッシュには衝撃を受けた。コース上でまったく動かないので、尋常なケガではないと思ったが、ヘリコプターで搬送されたあとの情報がない。ネット上を探し回ってようやくたどり着いた掲示板での書き込みによると24時間経過した現在も重体とのこと。事故直後は心臓が停止していたが、その後蘇生に成功し、体温や血圧は戻りつつあるが意識が戻っていないらしい。
まだ26歳で、10日ほど前に長女が生まれたばかりだというのに、なんということだ。
レース、とくに2輪のロードレースには転倒事故がつきものだが、ライダーの命にかかわる事故だけは絶対に起こって欲しくない。「チーム旅籠屋」をサポートし始めて、必ずしもマスコミで報道されない重大事故が少なくないことを知り、また、生身のライダーたちを知り、この思いはますます強くなった。
大治郎、目を覚ませ!
一昨日、久しぶりに時間がとれたので、「東京モーターサイクルショー」を見に行ってきた。冬のような天候だったが、場内は大にぎわい、バイク好きがたくさんいることは嬉しかったが、メーカーのパンフレットを見て商品ラインナップが極端に少なくなっていることに驚いた。50ccのスクーター、アメリカン、大型スクーター、ほとんどそれだけだ。無骨なロードスポーツがすっかり姿を消しているのが寂しい。バイクに乗ることだけで白い目で見られた時代、だからこそ「肩で風を切って」走っている自分の姿に酔えた時代はすっかり遠くなってしまったようだ。それはそれで仕方のないことなのだが、こんな時代に「我が身一つ」で命がけでサーキットを駆け抜けている魂が消えてしまうのは絶対にイヤだ。
大治郎、目を覚ませ!



