今年のGWはカレンダーにも恵まれ、売上は10日間で1千万円を超えた。かつて「鬼怒川店」初年度の年間売上が2千万円強であったことを考えると感慨無量だ。


別に、過去を懐かしんで自己満足にひたるつもりもないのだが、この1週間の間にも、TDnetに天下の大企業と肩を並べて開示情報が掲載されたり、週刊ダイヤモンドに間接的ながら紹介記事が載ったりと、これまでの歩みを実感できる事象が続き、隔世の感を禁じえない。


四半期報告書でも発表したことだが、いよいよ店舗展開のペースが上げられそうな状況になってきたし、今期は悲願の黒字転換も実現できそうだ。資金繰りの不安から解放されつつあるのも嬉しい。


7月下旬には、1号「鬼怒川店」オープンから丸10年になる。何か記念イベントでも、という案もあったのだが、旅籠屋らしく実質本位に徹し、支配人のアメリカMOTEL視察旅行をスタートさせ、その後、初めての全社会議を開くことにした。会社の原点とこれまでの歩みを確認し、次の10年に踏み出そうということだ。



朝日新聞の記事(小林慶一郎のディベート経済)で説かれていたとおり、「会社は外との関係では市場論理で利益を追求していても、内部は共同体的な倫理規範で運営されるべきものだ」と、私も感じている。
「社員が共同幻想を持てない会社は結局、よい仕事はできないし、利益も上げられない」そのとおりだと思う。矛盾するふたつの倫理規範をいかに調整し、止揚させていくか、それが経営者の描くべきビジョンであり、理念だと思う。