政治も経済も、何となく世間は波立っているが、私は相変わらず淡々と走っている。
猛暑の夏が去って、 ランニングシーズン到来。
継続的に続けるようになって3年目、月平均の走行距離は100km以上になり、先月は初めて200kmを超えた。
しかし、走力は一進一退。
10日ほど前にも 「第2回 しまだ大井川マラソン」 に参加したが、30km過ぎから歩いたり走ったりの状況になってタイムは去年より5分も遅くなってしまった。
70歳過ぎても3時間台で走る人がたくさんいるのに、未だ5時間を切れない低レベル。
人と比較して速い遅いはともかくとして、いつものように自分に負けて歩き出してしまうのが情けない。
2時間を越えてくるとなんとなく脚が重くなり、3時間くらいで心が折れてしまう。
長時間、長期間、何かをやり続けること、負荷に耐え続けることはほんとうに難しい。
旅籠屋も1号店オープンから16年が過ぎた。
社内研修でいつも言うことだが、宿泊施設の運営業務というのは、賽の河原で石を積むのに似ている。
毎日毎日、部屋を掃除して、庭の草取りをして、建物を元の清潔な雰囲気に戻す作業の繰り返し。
良くて当たり前、ほんの小さなことが印象を大きく損ねてしまう。
70点で満足すればラクなのだが、90点を目指さなくなった心の緩みは「匂い」のようなものになって建物に染み付いていく。
歩かないでゴールする人は、私と何が違うのだろう。
とにもかくにも「やり遂げたい」という小さな思いの差なのか。。
当人しか知らない、当人にしかわからないことだけれど、そんな満足の積み重ねが、少しずつ心を磨いていくのだろうか。
ちなみに、ウルトラマラソンのランナーの多くは、さらに何か自分以外へ感謝するような気持ちにならないと走り続けられないと言う。
今月末には 「つくばマラソン」 がある。
長距離走の面白さは、自分の心や体を感じることができることだ。
いつものように、私の脚は脳を通じて「歩こうよ、歩こうよ」と弱音を吐いてくるだろう。
でも、今回は、心に話しかけてみるつもり。
「ここらで一度、やり遂げてみよう!ゴールした時、少しだけ違う世界が感じられるかもしれない」と。



